1. Crescendo
AI×BPOのコールセンターサービスのCrescendoが5,000万ドルを調達。
会話型 AI ソフトウェアを単独で販売するのではなく、人間参加型で比類のない精度と品質を実現する拡張 AI ソリューションを提供。工数ではなく、成果に応じて顧客に課金し、優れた顧客体験を迅速に提供できます。
BPOは人件費が大きくかかるビジネスのため、稼働人数に対して金額が変わりますが、AIがBPOに入ってくることで、成果連動でBPOを提供できるプレイヤーが出てきています。
2. Cascade AI
https://www.bizjournals.com/seattle/news/2024/10/24/cascade-ai-google-gradient-funding-hr-tech.html
Cascade AIがシードラウンドで375万ドルを調達
人事、福利厚生領域のAIアシスタント。メンタルヘルス給付や家族休暇などの従業員からのデリケートな問い合わせ対応に役立つ。LeenaAIなどが類似サービスとしてあります。
3. Genie AI
https://techfundingnews.com/uk-based-genie-ai-raises-13-3m-to-speed-up-ai-legal-editor-tasks/
法律系AIスタートアップGenie AIがGoogleとKhosla Venturesの支援を受けてシリーズAで1,330万ポンドを調達。
Agentic Legal AI: 若手弁護士と同じように、文書の下書き、レビュー、編集、赤線、コメントを作成します。
リーガル エディター: 長くて複雑な Microsoft Word ファイルを正確にインポートし、Agentic Legal AI で編集できるように構造化できます。
法務ライブラリ: 数百万人が使用する、何千ものツールキット、テンプレート、条項、ガイダンス ノートの公開データベース。Genie の法務エディターおよび Agentic Legal AI と完全に互換性があります。
4. Reality Defender
https://www.securityweek.com/reality-defender-banks-33m-to-tackle-ai-generated-deepfakes/
ディープフェイクやAI生成メディアを検出する技術を開発しているReality Defenderは3,300万ドルの新規資金を獲得。
AIが生成した画像や動画が増えてくると、ディープフェイクが増えたり、生成AIが作ったかどうかを見抜く必要が出てくるということですね。
5. Nooks
Nooks が 4,300 万ドルのシリーズ B を発表し、AI セールス アシスタント プラットフォームをリリース。
AI ダイヤルアシスタントは、セールスが見込み客とより質の高い会話を行えるよう支援します。具体的には電話番号の検索、留守番電話のスキップ、ボイスメールの保存、通話前の調査、メモの作成などを行います。また、誰にいつ電話すべきかも提案します。
AI プロスペクティングアシスタントは、ターゲットアカウントを調査し、購入の兆候を特定し、見込み客のリストを作成し、見込み客へのメールの下書きを作成します。
Nooks は、前年比 4 倍の収益成長を継続しているらしいです。
医療、法律、保険などの煩雑な文書手続きが多い領域もAIサービスが登場していますが、やはり売り上げに直結するセールス、マーケティング領域は生成AIサービスが多いです。